「浦島太郎」2010年10月

昔昔あるところに、浦島太郎という素裸の男性がいました。
浦島太郎はtrfのサバイバルダンスが大好きでした。
昼夜問わず浜辺で蚊の泣くような声で歌いながら踊り狂っていたとか。

そんな姿を一匹のカメはずっと遠く海の中から眺めていました。ああ、あの人はなんて寂しい人なんだと、ハ虫類ながら万年カメは感慨にふけっていました。

鶴はたった千年だというのに。

そんなある日、ハ虫類は自然の摂理という産卵のために、浜辺に上がっていたら、数人の子どもたちに囲まれ、いじめられていました。

その様子を浦島太郎は見て、カメを助けることにしました。

しかしはたから見れば、いじめているように見えましたが、実はカメに特訓をお願いしていたようで、子どもの中にはオデコに6つの点の付いたハゲもいたという話です。

…(っクリリンのことかぁー?!!!)…

はたから見れば、素裸の浦島太郎のほうが完全にいじめられっ子でした。ハ虫類はそんな素裸の浦島太郎をみて同情し、夢を与えてあげようという無償の愛を提供しました。

そう、これはまるで真冬にもかかわらず半袖ジーパン半ズボンで塾に通っていた、あの場違いな方に対して何も突っ込まないほうがいいだろう、という無償の愛に近いのかもしれません。

この亀はカメばかむほど味がありそうです。浦島太郎はこのハ虫類なのか甲殻類なのか雌雄同体なのかよく分からない生き物に股がり、海の中へと拉致されていったのです。

そしてハ虫類は浦島太郎を乗せて竜宮城に、行きました。

そして入水し浦島太郎は肺呼吸のため、たった5分で、逝きました。

しかし、死後は夢のある世界。今後の体験で浦島太郎は、イキました。

海の中では、「崖の上でポニョポニョ」の人面魚もいれば、「ファイディング・尼」の隠れクマノミ、「(何かが)上手」のサメなど、時代を通じて有名で卑猥な魚介類を見ることもできました。
深海にいくほどに世間から離れるため、どんどん浦島太郎の頭の中はマゼンタピンクに染まっていくのでした。

そして竜宮城というピンクキャバレーが待っていたのです。

もはやハ虫類は神様でした。

鼻血の止まらない浦島太郎は、玉手箱を開けジジイとなり、亀と一緒にカメハウスで住んでいるという話です。